こんにちわ、むーぽんです。
先週、娘のお友達のお母様からバレエを今月いっぱいで辞める連絡をもらい、衝撃を受けました。
いつかは自分の娘も「行かない」と言われる時がくるとは思っていますが、一番近い友達が離脱してしまい娘と落ち込んでしまいました。
そのお友達は6歳位から一緒に踊っているお友達で、習い始めて4年間ほどで辞めてしまったことになります。
実は娘の同期は今の教室では一人しかいなかったので、小学4年生は一人になってしまいました。
そのお友達が辞めてしまった理由は、手を骨折したことによる1ヵ月程度のレッスンの欠席でした。
「モチベーションが保てなくなって、行きたくなくなった」とのこと・・・
※長い間レッスンに行かないと、何となく行きたくなくなってしまうのは、塾や学校と同じですね。
子供が行きたくないという意思表示をすること、それを尊重するとお教室は辞めることになってしまいますよね。
親が続けて欲しい!!と願っても、本人が行きたくないという気持ちであれば、無理に行かせても「やる気」も出ないし、結局上手くならないのでお金と時間の無駄になってしまいます。
自分の経験上の話ですが、バレエを辞める時は、大体時期が決まっていると思っています。
小学校受験が終わったとき
これは、小学校受験のために始めた場合に当てはまりますね。
礼節を学ぶために、ピアノやバレエを習う女の子は多いのです。
しかし、小学校受験が終わると、親御さんの続ける理由が無くなるため一気に生徒が減ります。
※年長さんにバレエを続けたいかどうかの選択を託すのは難しいので、親御さんが辞めさせてしまうことが多いかもしれません。
入学する小学校の場所がお教室から遠くなるため通えなくなる生徒さんも多いですね。
小学校高学年から中学受験まで
この時期は、自分がやりたい習い事が沢山見つかる時期でもあります。
親がやらせた始めた習い事から、自分がやってみたい習い事にシフトすることも多い時期です。
小学校の友達の影響で習い事を変えることもありますよね。
※1年~2年スパンで色々な習い事をする家庭も沢山あるようです。小学校に入ると地域で開催される習い事の体験会やチラシも沢山もらうので目移りしがちです。
そして、中学受験のため塾に通い始める子供が多いのもこの時期、バレエを辞める子供がポロポロと出てきます。
わたしは中学受験では辞めずに続けましたが、両立は難しかった思い出があります。
※長期離脱が復帰を鈍らせます。娘の友達と同じです。
わたしは、受験シーズンの冬の発表会はさすがにお休みした記憶がありますが、回数は減らしつつ、通常のレッスンは通っていました。
受験が終わった後に、バレエのレッスンに本格復帰した時は嬉しかったですね。(まだその時の喜びを覚えていますよ。)
ここでのポイントは、週1回にしても良いので、レッスンは通い続けることが大事です。
さすがに試験前は休むことになりますが、それまでは週1回でもレッスンに行くことができれば、その分復帰しやすいと思いますよ!!
将来が気になりだす頃
中学生から高校生の間の時期。
安定的にバレエは習えるけれど、物事を客観的に捉えることができるようになるのもこの頃。
様々な悩みや妬みが生まれてきます・・・
「他の子より自分が下手かもしれない」
「体形が気になる(他の人より足が短い、太い、胸が大きい等)」
「レオタードを着たくない、生理で恥ずかしい」
「役が付かない、いつも群舞。ソロで踊らせてもらえない」
これは、小さい時にはそこまで強く感じなかったことです。
他人と比較し絶望したりするのもこの時期です・・・
※わたしは、気づけば端っこのバーにつかまり、センターは後ろの方で、こそこそ踊っていました。
将来的にバレエダンサーになれるかどうかを、自分で判断できる年齢なってくると、このまま続けても意味が無いと思ってやめてしまう生徒が出てきます。
発表会で幕ものに挑戦するのもこの時期なので、ソロを任されない、実力の差を感じる場面が沢山出てきます。
上手い子と比べられて、卑屈になっていじめに発展したり、人間関係で悩むこともあるかもしれません。
※中学生の時は多少なりともいじめのような行為があったのも事実です。高校生に上がるとそういった行為は無くなりましたが・・・
バレエは完全に実力社会なので、それに耐えられる強靭な精神を持っているのかどうかも、続けられるかの判断を左右する材料になってきます。
大人になって再開するとき
大人リーナの中で再開組もいますよね。自分はその中の一人です。
大人になって再開する時、高校3年生までバレエをやっていたので、どのレベルのクラスでも難なく対応できました。(最初は身体が動かないので戸惑ったけれど)
中学生の時にトウシューズでバリバリ踊る位まで習っていた場合と、小学生低学年で辞めてしまうのでは、再開時のクラスレベルが異なります!!
中学3年生まで習わせてあげられると、大人になって再開した時に、基本的には出来ない動きは無いと思います。
一度習ったことは、スキーや自転車と同じで、絶対に忘れません!!これは断言します!!
きっと体に浸み込んでいます。
辞める時期は様々ですが、もし子供が辞めるか迷っていた時は、中学生や高校生まで引き延ばせると、大人になって再開しても楽しく踊れる可能性があることを伝えてみても良いかもしれません。
小さい頃から厳しく教えられたメソッドは、大人になってからもしっかり身に付いています。
きっと、再開時に「小さいころからやっていて良かった!!」と思うはずです。
別にプロを目指さなくても、大人になってからも楽しく踊れる場はたくさんありますし、お教室によっては舞台に立てるチャンスもあります。
その時は夢を諦めて辞めてしまっても、バレエを好きでいてくれたらきっと再開したくなります!!
バレエを習わせる親としては、それも考えて「少しでも長く習って欲しい!」と願うのです。
その時期によって辞める理由は様々ですが、小さいころに習うバレエと大人になってから初めて習うバレエでは、完成度がかなり変わります。
だからこそ、できる限りレッスンを長く続けられるようにしてあげたいものです。
色々書いてきましたが、成長とともに湧き上がってくる問題について、少し参考になればうれしいです。
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